みくまり~あの日の言葉呼び起こす

CHAGE&ASKA、ASKAのこと。人生そのものの彼らについてひたすら語る

Made in ASKA in HK ~序章~

今回は絶対残しておかねばと思い、書き始めてから3日経ってしまった。

初めての海外ライブ参加。行先は香港。
時間もない、お金もない私がどうして今回は思い切って香港に行ったかというと、
遡ること2年前。
2017年の4月、GW中だった…

友達が興奮気味で私のもとへ連れてきたその女性は香港から来たという。
そしてなんとびっくり…
チャゲアスASKAさんのアジアツアープロモーションの1993年ごろから通訳やコーディネートをしていたというではないか。
ASKAさんの事件のこと、そして最近Too many peopleを出したことも知っていた。
その上で、ASKAさんの力になりたいと言っていた。

「いつかまた、香港でライブをするときには来てくださいね」
私は「はい、行きます!」なんて行ける当ても何もないのに約束していた。

そうあれから2年だ。その間もたくさんのことがあった。
彼女とは度々連絡を取り合い、
年に2回は来日するので、その度に会ったりもした。
フレンドリーでとても話が弾んだ。

ASKAさんの活動もどんどん活発になるし、
香港でのライブなんてずっと先だと思っていたのに、
気づけば実現まで、あっという間だった。
 

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6月16日香港マクファーソンスタジアム。

 

当日、ライブ会場前には香港のファンや台湾のファン、上海からのファンの方もいらした。
昨夜ASKAさんのお出迎えに行った空港であった人たちももちろんいた。
ASKAさんを待っていた異国の人たちを目の当たりにし、
その興奮度がずんずん伝わってきて、
「すげーすげーASKAさんってやっぱりすげー」と思わずにいられなかった。

会場は日本ではないなという感じの小規模の会場。
今回ステージで目を引いたぐるりの照明はなかった。
それはそれで今までとの違いを味わえるのもいい。

VIP席の3列目、ステージはさらにぐっと近くに感じる。
香港のファングループで作ったと思われる色の変わるうちわ?
団結力の良さがうかがえる。ワクワク感が伝わる。

20時。
まだ始まる気配がない。スタッフさんチューニング中。
後で知ったが、この日行われていたデモの影響で、
地下鉄の遅延で到着できないお客さんが多いということで
15分くらい?遅れてのスタート。

オリンピックのテーマが流れて、しみじみ、ああ、これでラストだ…
という思いを噛み締めた。
緞帳はなく、バンドメンバーさんたち下手から順にステージへ。

みんなが出る前に、やたらサイドの席通路がライトで照らされてるからそこから出てくるのか?という変な期待をしてしまった。うん、あれは私だけじゃないハズ。
とうとうお待ちかねのASKAさんが登場。

本編に続く…

シンフォニック初日の記憶

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5年ぶりのASKAさんのステージが見れたこの感動の記憶を

今ちゃんと残しておこうと思い…


この日は本当に忙しかった。
大きなイベントの最終日、早めに仕事が終わるようになんとか切り上げ、
着替えて、それとなく身支度整えて、車を走らせて、電車に乗り換えていきました。
東京国際フォーラム

ASKAさんがステージに出てきたときの心臓のバクバクといったらない。
去年の8月の収録には確かにもっと至近距離でお会いしたけれど
ステージにASKAが帰ってきた!!という実感はたまらなかった。

もうそんな感情の高ぶりで1曲目「熱風」で泣いてしまった。
2曲目「Man and Woman」も

「ああ、この曲は私が見た最後のチャゲアスのライブでも歌ってくれたな、
あのツアーのラストは初めて見上げる位置で見ることができたんだな」
なんていう思い出しでまた涙…

その後少しずつ落ち着きを取り戻す。
夢の中のようだったが、歌詞間違いで一瞬一瞬現実に戻る笑
「お待たせ~お約束のおおぼけまぼろし~!!」で目が点になる笑笑
また、MCであえて笑わせようとしてるなあっていうASKAさんのお茶目さにニヤニヤ…

最初はね。正直な話少し心配しながらだった。
いつからだろう2002年くらいから?
ライブでASKAさんの喉の調子がよくなくなったと感じたのは。

それから必ず心のどこかで高音大丈夫かな?
あの部分大丈夫かな?って本当に失礼な話だけど
そんなことを心配しながらライブを見るようになってしまっていた。
もちろん調子が戻ってきたと言っていた10DAYSのころから、
本当に良くなったんだというか、喉の使い方が調子にのってきたんだと思えた。

そして、5年ぶりのこの日。
ブランクが気がかりだった。
最初は確かに、緊張してるというか、まだ乗り切れてないのかなと
あそこは音上げないのねとか、思いながら見てしまっていたけれど
後半の勢いがもう半端なかった。
見ていたみんながそう口を揃えるのだからやはりそうなのだろう。

いつのまにかその心配は消え去り、ただただステージのASKAさんに
ASKAさんの歌声に呑み込まれていくだけだった。
会場中がそうだった。
自然と涙がこぼれた。
ASKAさんがいる!という喜びの涙などではなく
純粋に歌に感動した涙だったのだと思う。
ASKAさんもどこかに上り詰めていくように見えた。
オーケストラのみなさんは、それを優しく強く支えるように、見守るように
演奏していたように思えた。

思わずスタンディングとなったあの「YAH YAH YAH」では、
シンフォニックでありながら、バンドツアーの興奮も味わえた瞬間。
それは解放だった。
幸せだった。

それにしてもラスト


「今がいちばんいい」あの曲はね。

本当に本気で笑いましたよ。
涙を拭いてたタオルで、思わず吹き出しそうな顔を覆い隠さなくちゃいけないくらい。
ASKAさんが笑顔で、というか本当に笑ってて。
してやったりみたいないたずらっ子の顔してたから、
もう笑わずにいられないみたいな。

本当に素晴らしい復帰初日のステージでした。
こんな感動は後にも先にももうないのだろうな…という
余韻を味わいながら、今日という日を惜しみながら
国際フォーラムを後にした。

ブログ開始から復帰を見守ってきて、夢にまで見たこの日。
本当に本当に心からおめでとう、ありがとうと思う。

必然と約束

そこを大きく飛び越えることはない

偶然とは

降ってくるものではなく

どこかで用意されたはずのものだ

必ず点と点を自分で生み出していかねばならない

それが線として繋がるのは

自分が力強く

明らかな点を生み出した時だけなのだ

 

辿り着くことは

巡り合うことは

必然と

約束が導いた

先にあるものなのだ