みくまり~あの日の言葉呼び起こす

CHAGE&ASKA、ASKAのこと。人生そのものの彼らについてひたすら語る

夏の歌

思いつきでCHAGEASKAの夏を感じる歌でもいくつか挙げてみようかなと…

 

1.no doubt  <アルバム「NO DOUBT」>

 

歌詞 http://j-lyric.net/artist/a000674/l013b54.html

 

youtu.be

 

「僕らは夏の肌が消えるように別れた」

繰り返されるこのサビで分かるように別れの歌だ。

どこにでもいるような、ささやかに恋をして、

やがてその終わりが来るふたりを歌った歌だが、

恋をしている間の描写がとても優しくて甘くて美しい。

 

なにがno doubt(間違いない、確かである)かと言えば

別れてしまったが恋をした想いに間違いはない、ということである。

 

そして何より私が夏を感じるのは前出のサビよりも

「僕らは愛の色を伸ばしながら通り抜け

絵の具が切れたとこにたたずんでいた

空と海を分ける線のように」

の部分である。

 

このアルバム全体が青が使われているせいかもしれないが

見事に夏の空と海の青が頭に浮かぶ。

この表現が美しく切ない。

空と海の線。

それは決して交わることのない線なのだということ。

 

 

2.「もうすぐだ」<アルバム「CODE NAME.2 SISTER MOON」>

 

歌詞http://j-lyric.net/artist/a000674/l0005d4.html

 

「夏の焼けた石を耳に当てる 水の落ちる音を待つ

塞がれたあの日の 記憶が音を立てて戻ってくる」

 

夏、焼けた石、水の落ちる音と

鮮烈なほど夏の情景が浮かぶ一節だ。

 

これは子供時代の経験で、

耳に水が入ったとき、プールサイドの床に耳を当て

水抜きをした記憶を描いたものである。

 

疾走感があり、夏らしい一曲。

 

 

3.Sons and Daughters~それより僕が伝えたいのは <アルバム「RedHill」> 

 

歌詞 http://j-lyric.net/artist/a000674/l003197.html

youtu.be

メロディや言葉選びからハーモニー、MVといい、

ほんとうに何から何まで美しい。

 

「伝えたいのはあの日の夏」が歌詞のモチーフとなっている。

 

「愛の強さ」や「恋の魔法」や「残した夢の続き」じゃなく

「帽子の向こうで息を読まれては 一人空に見送ったあの夏」

がそれより僕が伝えたいことなのである。

何かといえば虫捕りをしていた夏の思い出なんですね。

説教じみた言葉よりも、自分が体験した子供時代の

素朴なあの夏の思い出を伝えたいというところに

すごく感心させられたのだ。

大きなテーマは命。

ただ難しく考えるよりも、美しさや夏の匂いを堪能できる曲。